電動歯ブラシといえばソニッケアーというくらい売れており、ソニッケアー本体は迷う必要がないほどなのですが、替えブラシはこだわって種類を選んだ方が良いです。
ソニッケアー本体は色々と種類がありますが、単機能で価格の安いイージークリーンが今も昔も最も売れています。
ソニッケアーは全ての電動歯ブラシ本体について、全ての替えブラシが対応していますので、安いイージークリーンを購入しても、
- 上位機種のブラシを利用することができる
- 歯ぐきに優しいタイプや、ステイン除去を重視するタイプなどの替えブラシを利用することもできる
ということになります。
つまり、ソニッケアーは自分に合う替えブラシを選んでこそ実力を発揮できると言っても過言ではありません。
一方で、ソニッケアーの唯一のデメリットとも言えるのが、正規品(純正)の替えブラシは高いということです。
性能や安心感のためには正規品(純正)が良いのは間違いないですが、コスト面を考えると非正規品(互換品)の替えブラシを利用するという方法もあります。
このようにソニッケアーの替えブラシについてはなかなか奥深く、選ぶのが難しいというのが現状だと思います。
そこで、自分はどれを選んだらよいのか?という疑問を解決するために、ソニッケアーの替えブラシの種類や違いをご紹介したいと思います。
ソニッケアーの替えブラシ
替えブラシの種類
ソニッケアーの替えブラシの種類について、まず大きく分類すると、目的・用途とサイズによって分けることができます。
個別の替えブラシについて説明する前に、大きな分類を知っておいた方が良いので、まずはこれから説明します。
目的・用途
歯磨きに何を求めるか?という違いによって、使うブラシが変わってきます。
ソニッケアーの替えブラシの目的・用途としては、
- 歯垢除去
- 歯ぐきに優しく磨く
- ステイン除去
- 歯間の汚れ除去
の4つのタイプがあります。
これらは一概にどれが良いかという話ではなく、どれを目的にするかという人それぞれの好みによるものなので、自分の求める目的を決めて選びましょう。
サイズ
ソニッケアーの替えブラシには、
- レギュラーブラシ
- コンパクトブラシ
の2種類のサイズがあります。
ソニッケアーのブラシは大きめなので、女性には特にコンパクトサイズがオススメです。
しかし、すべての替えブラシにコンパクトサイズがある訳ではないというのが難点です。
むしろコンパクトサイズの方が少ないくらいなので、自分の求める目的とサイズが合わない可能性があります。
その場合は、ソニッケアーを諦めて、ドルツやブラウンを検討した方が良いかもしれません。
ソニッケアーの全ての替えブラシにコンパクトサイズがラインナップされると嬉しいのですが・・・ソニッケアーの中の人よろしくお願いします!
替えブラシの特徴
それでは具体的な替えブラシについてご紹介します。
ソニッケアーの替えブラシは、名称変更やモデルチェンジを頻繁に行っているのですが、以下の一覧表は2019年3月時点の最新版です。
以前使っていたモデルだとどれに当たるんだろう?と気になる人も居るかと思いますので、過去モデルも記載しておきます。
▼ソニッケアーの替えブラシの一覧表(2019年3月時点)
目的・用途 | サイズ | 商品 | 特徴 |
---|---|---|---|
歯垢除去 | レギュラー | プレミアムクリーン |
手磨きと比べて10倍の歯垢除去力とされる 最上位の替えブラシです。 【過去モデル】アダプティブクリーン |
レギュラー | クリーンプラス |
従来はベーシックなブラシとしてラインナップ されていた替えブラシです。 【過去モデル】プラークディフェンス |
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レギュラー | プロリザルツ |
従来はベーシックなブラシとしてラインナップ されていた替えブラシです。 過去モデルならコンパクトサイズもあります。 【過去モデル】プロリザルツ |
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歯ぐきに 優しく磨く |
レギュラー | プレミアムガムケア |
2週間で歯ぐきの健康を推進する最上位の替えブラシ。 ヘッド部分が柔軟性を持っており、強すぎる圧力を 吸収して、歯や歯ぐきに優しくフィットします。 【過去モデル】ガムヘルス |
レギュラー | ガムプラス |
丸い毛先で歯と歯ぐきに優しく磨く替えブラシ。
【コメント】 |
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レギュラー | センシティブ |
柔らかな毛先で、歯と歯ぐきを優しく磨きます。 | |
ステイン除去 | レギュラー | プレミアムホワイト |
毛先が歯にフィットし、ステインを除去する 最上位の替えブラシです。 |
レギュラー | ホワイトプラス |
ひし形の毛先がステインを除去します。 【過去モデル】ダイヤモンドクリーン |
|
コンパクト | ホワイトプラス |
上記のコンパクトサイズ版です。
【コメント】 |
|
歯間の汚れ除去 | レギュラー | インターケア |
山切りカットで歯間の歯垢を除去します。 【コメント】 この替えブラシを使用するなら、フロスを使用して しっかりと歯間ケアをすることをオススメします。 |
コンパクト | インターケア |
上記のコンパクトサイズ版です。 |
替えブラシの選び方とオススメ
まずは自分が歯磨きに何を求めるか、何を重視するのか決めましょう。
虫歯や歯周病を予防したい!という方は歯垢除去を目的にすると良いと思います。
知覚過敏だったり、歯ぐきが下がってきたことが気になる!という方は歯ぐきに優しく磨ける替えブラシが良いと思います。
お茶やコーヒーをよく飲むので着色汚れが気になる、歯を白くしたい!という方はステイン除去を目的にすると良いと思います。
歯間の汚れが気になる!という方は・・・正直、電動歯ブラシで何とかしようと思うよりも、フロスやジェットウォッシャーを使用してしっかりと歯間ケアした方が良いです。
それでは、目的・用途別に替えブラシについてコメント・オススメしていきます。
歯垢除去
過去モデルで最も人気だったのが、「アダプティブクリーン」であり、その後継モデルである「プレミアムクリーン」はやはりイチオシにオススメです。
他の2つである「クリーンプラス」と「プロリザルツ」は従来はベーシックな替えブラシとされていたので、歯垢除去力はどうしても「プレミアムクリーン」の一強となってしまいます。
ただ1つ注目すべきは、過去モデルの「プロリザルツ」にはコンパクトサイズがあるということです。
すでに過去モデルになってしまっているので、いつか販売が終了してしまうと思いますが、女性や歯が小さい方には絶対にコンパクトサイズがオススメです。
奥歯や歯の裏側の磨きやすさが段違いです。
コンパクトサイズがどんどん減っていることは理解に苦しみます・・・。
歯ぐきに優しく磨く
3種類の中で「ガムプラス」だけは毛の固さがふつうなので、中途半端なので落選です。
残る選択肢は「プレミアムガムケア」か「センシティブ」かということになります。
「プレミアムガムケア」は歯ぐきの健康を維持・推進するための替えブラシで、ゴム素材の毛先であるためか当たりはそれほどソフトな訳ではありません。
一方の「センシティブ」はすでに知覚過敏になてしまったような方向けの替えブラシで、非常にソフトタッチに歯磨きをすることができます。
その違いを考慮して、どちらか選ぶ必要があります。
ステイン除去
ソニッケアーのステイン除去における最上位モデルは「プレミアムホワイト」ですが、「ホワイトプラス」は過去には一強とも言われた「ダイヤモンドクリーン」の後継機種ですので両者とも甲乙つけがたいです。
価格差を無視すれば、ソニッケアーの言う最上位モデルの通り「プレミアムホワイト」を使えば間違いないと思います。
ただし、「ホワイトプラス」にはコンパクトサイズもありますので、女性や歯が小さい方にはこっちの方がオススメです。
歯間の汚れ除去
コンパクトサイズもある「インターケア」ですが、あまりオススメしません。
歯間の汚れ除去を歯ブラシで行うのは難しいというか無理なので、素直に歯間の汚れを落とす専用器具であるフロスやジェットウォッシャーを使うことをオススメします。
どうあがいても歯ブラシではフロスやジェットウォッシャーには勝てません。
▼フロスについてはこちらの記事でまとめています
▼ジェットウォッシャーについてはこちらの記事でまとめています
非正規品(互換品)の替えブラシ
安かろう悪かろう?
ソニッケアーの正規品の替えブラシは1本1,000円前後しますが、非正規品(互換品)の替えブラシは1本200円程度です。
しかしひと昔前は、互換品の替えブラシは安かろう悪かろうの典型例でした。
「互換品の替えブラシを使ったら3日でダメになった」とか、「やっぱり正規品じゃないと磨き上がりが全く違う」といったレビューやクチコミが多かったです。
最近はクチコミ・レビューの満足度が上がってきている
それでもやはりソニッケアーの替えブラシが非常に高いということもあって、互換品の需要が根強いのもまた事実です。
そして互換品メーカーも改良を続けているため、最近はクチコミ・レビューの満足度も上がってきている印象です。
特に人気が高いのは、SONIMARTとDealsboomのようです。
ベーシックなモデルしかない
互換品の替えブラシは、正規品で人気のある商品を対象にしているため、現状ではダイヤモンドクリーン(過去モデル)や、ベーシックなモデルしかありません。
ダイヤモンドクリーンは過去には一強と言われたほどの人気でしたが、現在は正規品にはバラエティに富んだラインナップで人気が分散していると思います。
歯垢除去や歯ぐきに優しいことに特化した種類や、コンパクトサイズを選びたい場合は、正規品の替えブラシを購入するしかありません。
実際に替えブラシを試してみた感想
センシティブ
センシティブを購入して試してみました。
ソニッケアーは電動歯ブラシとして磨く力が強いので、歯ぐきに優しいタイプにしたいと思ったのがきっかけです。
プロリザルツとの比較
センシティブにする前は、最もベーシックなモデルであるプロリザルツを使用していました。
まだ1本残っていたプロリザルツの新品と比較してみます。
▼横から見たところ
プロリザルツ(左)は2つの谷の形状で、2本の歯を一気に磨くことが想定されているようです。
対してセンシティブ(右)は浅い1つの谷の形状で、歯を1本ずつ丁寧に磨くことが想定されているようです。
▼前から見たところ
前から見ると、ほとんど違いは感じられません。
ブラシを手で触ってみると、明らかにブラシ(毛)の硬さが違うのが分かります。
もちろん、センシティブの方が柔らかい毛です。
歯磨きしてみた感想
実際に歯磨きしてみても、センシティブの方が柔らかいのがよく分かります。
僕は電動歯ブラシを歯に強く当てすぎるクセがあるのですが、センシティブのように柔らかい方が丁寧に当てるように気を使うようになりました。
同じようなクセの方は、歯ぐきが下がる原因にもなってしまいますので、柔らかい毛先を持つセンシティブをオススメします。
ただ、知覚過敏までいっている訳ではないので、次回は新モデルのプレミアムガムケアを試してみても良いかなと思っています。
まとめ|自分にあった替えブラシを選ぼう!
電動歯ブラシで最も売れているソニッケアーですが、重要なのはむしろ替えブラシの選び方です。
自身の重視する目的にあわせて替えブラシを選ぶことで、ソニッケアーの本当の実力が発揮できます。
個人的には、歯垢除去なら「プレミアムクリーン」、歯ぐきケアなら「センシティブ」または「プレミアムガムケア」、ステイン除去なら「ホワイトプラス」(コンパクト)をオススメします。
また、正規品(純正)の替えブラシは高いというのがソニッケアーの唯一のデメリットですが、ベーシックな替えブラシで良ければ安価な互換品の替えブラシという選択肢もあります。
上記のような目的にあわせた正規品の替えブラシを使う方がオススメではありますが、価格差はいかんともしがたいので、安価に済ませたい場合は互換品の替えブラシもアリだと思います。
電動歯ブラシ本体は迷わずイージークリーンをオススメしますが、替えブラシは千差万別です。
特徴をしっかりと理解して替えブラシを選び、毎日のオーラルケアを実践していきましょう!