【五合炊き炊飯器を比較】象印からタイガーに買い換えてみた理由と感想

電化製品

これまで約10年使ってきた炊飯器はまだまだ普通に使えるのですが、内蓋が汚れてきたし、10年というキリもいいし、ということで買い換えることにしました。

実はもっと大きな理由は、お米自体は同じなのに実家と明らかにご飯の美味しさが違うことです。

炊飯器の違いなのか、水の違いなのか気になる!ということになりまして。

 

ということで、ここでは、

  • 炊飯器を買い換えるにあたって気にしたこと
  • 10年ぶりに炊飯器を買い換えるとご飯は美味しくなるのか?

についてご紹介したいと思います。

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炊飯器の違いザックリ解説

今回の買い換えにあたって色々と調べました。

超なが~い解説サイトもありますが、ここではザックリ解説していきます。

気になったところはググって別サイトで深く調べてみてください。

お米を美味しく炊くとは?

色々あるけどまずこれですよね。

これはもうズバリ「火力」です。

では「火力」を上げるにはどうするかというと、

  1. 熱源(ヒーター)の威力
  2. 加熱方式
  3. 釜の厚さ

の3点が重要になってきます。

小難しくなってきましたが、結局は、より「火力」がある炊飯器はより高いというふうに価格に反映されます。

加熱方式

上であげた3点の要素の中で、最も分かりやすいのが加熱方式です。

  1. マイコン方式
  2. IH方式
  3. 圧力IH方式
  4. 可変圧力IH方式
  5. スチームIH方式

安い物がよければ1.のマイコン方式にしてください。これは使ったことがないのでノーコメント。

3万円くらいの炊飯器(中価格帯)を検討中の方のために以下いろいろと書いていきます。

2. ~ 5.は性能が高い=値段が高いということでもなくて、好みによって選ぶと考えたほうがいいです。

 

僕は10年間使ってきた炊飯器が象印の圧力IH方式のものだったので、変えてみようという好奇心で可変圧力IH方式にすることに決めました。

少し価格帯は上がる印象ですが、お米の美味しさをオールマイティに引き出す方式です。

また、2.のIH方式は、お米の美味しさの違いが出やすいという特徴があるそうで、一概に安かろう悪かろうではないようです。

ただ、僕は実家から送ってもらうお米しか食べないので、色んなお米を食べ比べるということはないため、やはり4. 可変圧力IH方式がいいなと思いました。

こういう感じで2. ~5. のいずれかを先に選ぶと選択肢が絞られて良いと思います。

メーカーの違い

炊飯器なんて違いないでしょ?と思いきやマニアックな違いがあるなあという感想です。

 

まずこれまで使っていた象印ですが、改めてスペックを調べると微妙というか特徴ないなあと思いました。あと、釜が薄い。

個人的にこれまで炊飯器は象印でしょ!みたいなイメージがあったので少しショックでした。

 

買い換えに決めたタイガーですが、可変圧力IH方式ならここがオススメです。

釜も分厚くて土鍋コーティングがされており、土鍋で炊いたご飯を目指すというポリシーを持っているところも気に入りました。

 

他はザックリといきますが、

  • お米の違いを楽しむIH方式ならパナソニック
  • 保温を重視したいなら東芝
  • コスパ良いのか気になる極厚釜のアイリスオーヤマ
  • ハリのあるしゃっきり系ご飯が得意なスチームIHなら日立

という感じ。

気になったら、Amazonの炊飯器売れ筋ランキングで各メーカーの炊飯器をチェックしてみてください。

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これまで使っていたのは象印 NP-BA10

2012年発売の象印の圧力IH方式です。

発売直後のものを買ったかは忘れたのですが、大体10年は使っているということになります。

どこかが壊れたということもなく、炊いたご飯もそれなりに美味しかったので不満な点は特にありませんでした。

少し内蓋が汚れてきたなあ(雑穀米の色)というのはありました。

10年くらい経ったし買い換えるか・・・という時間経過が一番の買い換え理由です。

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タイガー JPI-A100を購入!

上記のように可変圧力IH方式を試したかったので、タイガーの炊飯器にしました。

実はこのJPI-A100は2020年モデル。

この後継としてJPI-G100(2021年)、JPI-S100(2022年)が既に発売されています。

このモデルは2021年に改良されて価格が上がり、2022年は逆に改悪されて価格が下がっています(血迷っているのかな?)。

 

価格は、

  • JPI-A100(2020年)→3万
  • JPI-G100(2021年)→5万
  • JPI-S100(2022年)→4万

という感じで、確かに改良はされているものの、2020年モデルがお買い得に見えたのでこれにしました。

メーカーやモデルを決めたら、年度による性能と価格の違いを考慮して最終決定すると良いと思います。

2022年末現在でAmazonではジャスト3万円。

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象印からタイガーに買い換えてみた感想

明らかに10年前の象印より美味い!

実は大して変わらないというか、分からないくらいの違いかなあと思っていたのですが、意外や意外。はっきりと美味しくなりました。

しかし、冒頭で書いたように実家と比べると・・・やっぱりまだ勝てない。

やはり一番の理由は水だったのか。(実家の炊飯器と同じではないので比較にはならないのですが、やっぱり水だろうと結論付けました)

もし、炊飯器を買い換えようかなあ、でも大して変わらないよね?と思っている方がいれば、味は変わるので買い換えることをオススメしたいです。

内釜がイイ!

まず最初に見て思ったのは、内釜が分厚い!!!ということでした。

これは火力に直結するので美味しくなるはずです。

タイガーのこの分厚い内釜を見た後では、これまで使っていた象印はペッラペラに感じます。

もうひとつ何気にイイのが、内釜の取っ手部分の材質が違っていて熱くならないということです。

ご飯をすべてよそったら、すぐに内釜を持ってシンクで洗えます。(これまでの象印はしばらく冷ましてから洗っていました。これ結構めんどいですよね?)

機能レス・・・

10年経ってるのに機能が減りました。というか良い意味でコレでいいんだよ感があります。

上が昔使っていた象印、下が今回買ったタイガーです。

象印は炊き加減がしゃっきり~もちもちと5段階に選べましたが、タイガーは選べません。

象印は保温が高低を選べましたが、タイガーは選べません(むしろ保温機能は激弱らしいです)。

おそらくこの2点が機能レスになっていると思いますが、我が家的には全く問題ないと思います。

まず1点目は、象印のころはしゃっきり派だから~としゃっきりで炊いていたり、やっぱりもちもちも美味いな?と思ってもちもちで炊いたりした時期もありました。が、結局もうどうでもいいかと普通でずっと炊いていました。こだわらない人にはいらない機能なので無くて良いと思います。

2点目は、上でも書いたとおり、今は保温を重視したいなら東芝です。タイガーにそれを求めてはいけません。むしろ個人的にはご飯は即冷凍派なので保温はいらないのです。ということで保温が激弱でも全く困りません。

使いやすい

上のようにいらない機能が減った分もあり、液晶画面が大きくなったのもあり、とても使いやすい(というか分かりやすい)と思います。

多機能家電が苦手な妻も、何コレめっちゃいいじゃんと気に入っていました。

男子的には多機能に行きがちですけど、これまで書いてきたようなタイガーの割り切りの潔さはオススメしたい理由の1つです。

小さくなった(直方体→立方体化)

立方体に近づいた感じで小さくなりました。

場所を取らないというメリットがあるといえばあるのか・・・?大きな差には感じませんが、一応。

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まとめ|炊飯器は思ったより各メーカーのポリシーの違いがある

約10年ぶりに炊飯器を買い換えましたが、今まで何となく使っていた象印よりも、今回買ったタイガーの方が美味しく、さらに使いやすいので気に入りました。

今回調べてみて、炊飯器のような長い歴史があってどこのメーカーも大して変わらないだろうみたいなものでも、各メーカーのポリシーの違いがあると思いました。

個人的にはそのポリシーの中でタイガーがバッチリでした。

お米は実家から来るのでいつも同じ、炊いたら即冷凍派、の2つが僕と同じならタイガーがオススメです。さらに言えば今(2022年)ならJPI-A100です。

その他はコスパ重視な印象のあるアイリスオーヤマも気になりました。内釜が極厚というのもいいですね。

色んなお米を買って食べる方ならパナソニック、保温重視なら東芝、しゃっきり系ご飯好きなら日立という感じのようですので、他のメーカーが良いという方はこちらもチェック→Amazonの炊飯器売れ筋ランキング

 

今は高いJPI-G100(2021年モデル)が3万円くらいまで下がればそっちがオススメになると思います。

 

▼2023年9月追記

古くなってなぜか値上がりしてるJPI-A100(現在3.5万円くらい)よりも、2022年発売のJPV-A100(現在2.8万円くらい)で良い気がします。