長時間のPC作業に欠かせないのは、オフィスチェアとデスクです。
人によって、年齢によって違いますが、同じ姿勢で長時間座っていると、腰や肩がこったり痛くなったりします。
僕は首こり肩こりに悩まされたこともあって、オフィスチェアとデスクを色々と悩み、探し、購入しました。そして半年ほど使ってみたところで感想とレビューをしたいと思います。
結構な高い買い物になるので、購入を検討している方に少しでも参考になればと思います。
今回はオフィスチェア編です。
パソコンデスク編はこちら。
前置き:コーラルチェアを購入するに至った経緯
最終的にオカムラのコーラルを購入した訳ですが、そこに至るまでの経緯も参考になるかと思いますのでご紹介します。コーラルチェアのことだけ知りたいという方は読み飛ばして次章へどうぞ。
引越して部屋が少し広くなった
一人暮らしから二人暮らしになり、引越しをしました。そして当然ながら少し部屋が広くなりました。それまで座椅子でPCをしていた僕は、すでに首こり肩こりに悩まされつつあったこともあり、ちゃんとしたオフィスチェアとデスクを買う!と決めました。
オフィスチェアは千差万別
さっそく調べてみると、たくさんの種類のオフィスチェアがあります。
まず、大きく分けると、前傾姿勢向きのチェアか、後傾姿勢向きのチェアかというものがあります。
- 前傾姿勢向きのチェア:デスクに向かって前のめりに作業する際に姿勢が安定する。勉強や、筆記、イラストをするのに向いている。
- 後傾姿勢向きのチェア:背もたれを倒せる範囲が広く、後傾でリラックスした姿勢で安定する。長時間PCを使う、読書やテレビ鑑賞に向いている。
長時間のPC作業が主ですので、後傾姿勢向きのチェアにしようと思いました。それでもオカムラのコンテッサや、エルゴヒューマンなどなどたくさんあります。
実際に座りに行ってみた
やはり高い買い物ですし、実際に試しに行ってみました。試座が必須と言われるブログも多かったからです。予約いらずでふらっと行ってたくさん座れるのは、WORKAHOLIC(ワーカホリック)ぐらいだと思います。
お店の人は親切ですし、色々な椅子に座れます。でもやっぱり、どの椅子が良いのかなんてよく分からないというのが正直な感想でした。長い時間座っていてもいいと言われても、1分2分くらいしか座ってられないので分からないんです。2、3時間くらい座って実際にPCでもしてみないと分かりません。
それでも何となく、ワーカホリックで座ってみて一番しっくりきたと感じたのはオカムラのコンテッサでした。分かったのは、僕は180cm/68kgくらいなので、背もたれが大きい椅子にした方が良いだろうということでした。
選択肢を絞り込んだ
背もたれが大きい椅子にしようと決め、後はもう好みの問題だと諦めて選択肢を絞ることにしました。
まず、やはり日本メーカーにしようと思いました。それは日本メーカーは日本人の体格・文化を研究しているだろうという考えからです。以前に会社勤めだったときはオカムラのオフィスチェアだったこともあり、オカムラに絞りました。
オカムラの代表的な椅子といえば、コンテッサとバロンです。
これらの椅子は昔から販売している名作です。
ところが、オカムラは2013年に新作の椅子を発売していることが分かりました。それがコーラルとサブリナです。新しく設定したオフィスチェアで特に座面が分厚いクッションで座りやすいと評価されています。古い名作よりも、それを踏まえて新しく作った椅子のほうが良いはず!と思い、コーラルかサブリナにすることにしました。
コーラルとサブリナを比べると、背面とヘッドレストを合わせた大きさが、コーラルの方が大きいです。女性ですとサブリナで良いと思いますが、僕はできるだけ大きい方が良かったのでコーラルに決めました。
どこで買おう?
コーラルに決めた僕は購入先を探しました。中古でも良いかと最初は思っていたのですが、中古の椅子の場合、前に使っていた人の座り癖でどこか下手っているかもしれない、ということがあり、安易に手を出せませんでした。そして発売してからまだ新しいためかコーラルの在庫もほぼありませんでした。
ということで、もう新品で買おうと思いましたが、Amazonにもコーラルのエクストラハイバック(ヘッドレスト付き)はありませんでした。
オフィス用品専門店にはいくつかコーラルが置いてありました。色々と値段を比較しつつ、椅子三昧さんが一番安かったのでこちらで購入しました。
コーラルチェアを購入!徹底レビュー
ついにコーラルチェアを購入し、家に届いたので詳しくご紹介します。
購入したコーラルチェアのタイプ
コーラルを買う際にはいくつかオプションで選択できるようになっています。僕が購入したコーラルの仕様・タイプは以下のとおりです。
- チェアタイプ:エクストラハイバック(=ヘッドレスト付き)
- カラー:ダークグリーン
- 背タイプ:メッシュタイプ
- ボディ色:ブラック
- フレーム色:ポリッシュ
- アーム:アジャストアーム(調整可)
- オプション:ランバーサポート
全体
PCデスクの前に置いたところです。背がメッシュになっているので透けて奥が見えます。夏場も使うことを考えると、革よりメッシュの方が良いだろうという選択です。
大きい椅子を選んだのですが、背もたれはちょっと小さかったです。170cm~175cmくらいの人はちょうどよいと思いますが、180cmを超えるような人は背もたれから飛び出てしまいます。とは言え、コーラルより背もたれが大きな椅子もないので仕方ないです。
ヘッドレストについて
エクストラハイバック=ヘッドレスト付きです。PCを長時間使う場合には、リラックスするときに後ろに倒れて伸びるので、ヘッドレストがあった方が良いと思います。結構大きいので頭をしっかり支えてくれます。
コーラルのヘッドレストは可動式なので、高さや角度を変えることができます。
こちらがヘッドレストを一番高くしたときです。僕は普段からこの状態で使っています。
角度を変えた場合です。こちらが一番うしろに倒したとき。普段はこの状態です。
一番前に倒したときです。
このように角度は変えられるのですが、作りが弱いためか頭で簡単に動かせてしまいます。前に倒していても、頭を預けると一番後ろの状態になってしまいます。これには不満です。
座面について
コンテッサやバロンと比べて新しくなったコーラルの売りの座面です。異硬度クッションというもので、硬さの異なる3種類のウレタンを一体化しています。前方は太ももを圧迫しない柔らかなクッションで、後方はお尻をしっかりサポートする硬いクッションを使っているそうです。
手で押してみると確かに硬さが違います。ただそれが、本当に座り心地に良いのかと問われると、正直分からないですね。良いと信じましょう・・・。
アジャストアームについて
非常に凝っていて、色々と動かせるので、自分好みに調整することができます。
まずは左右の調整です。
内側に寄せたところです。
外側に広げたところです。
次に前後にも動かせます。
右肘側が前の方にした状態、左肘側が後ろの方にした状態です。
少しだけですが回転することもできます。内股かガニ股かみたいな調整です。
こちらが内股。
こちらがガニ股。
最後にもちろん高さも変えられます。
一番低くした状態。
一番高くした状態。
これだけ調整できれば、困ることはないと思います。
ランバーサポートについて
腰をサポートしてくれるランバーサポートですが、恩恵はよく分かりません。プラスチック製で硬いので、メッシュの背面を通して、硬さが伝わってきます。それが良いのか悪いのかはよく分からず・・・。
サイドについているレバーでランバーサポートを上下に動かせますが、これも作りが弱く、一番下に落ちてしまいます。こういう細かいところでマイナス点がありますね。
コーラルのランバーサポートは特に必要なかったかなと思っています。
調整レバーについて
左右に調整レバーがついています。普通の仕様ですので、可もなく不可もなくといったところです。自分好みに調整して正しい座り方をしましょう。
左側には、座面の前後調整とリクライニングのレバーがあります。
右側には、リクライニングの硬さと、座面の高さ調整のレバーがあります。
結論:半年ほどコーラルチェアに座ってみた感想
まあまあかなあという曖昧な感想です。(長文記事の最後なのにすみません!)
安物の変な椅子に長時間座ったこともないので、比較対象が無いのです・・・。めちゃくちゃいい!というレビューの人もいますが、個人的には超おすすめ!という感じではありません。
この椅子にして首こり肩こりが劇的に無くなったということもありません。相変わらず首こり肩こりはあるのですが、それは僕の姿勢と筋力の無さだと思います。椅子だけで変わるものではありません。(筋トレで少しずつ治ってきています。)
1つだけ言えるのは、ヘッドレスト付きの大きな背面にしたのは確実に良かったと思います。時々リラックスのために後ろに伸びるときに楽で良いです。後傾の椅子を探している方はヘッドレスト付きをおすすめします。
あとは好みの問題ですし、迷っているときが一番楽しかったりするので、試座に何度も行ってみるしかないと思います。
あまり参考にならないかもしれませんが、僕がコーラルを買うに至った経緯と、半年ほど使ってみた感想でした!
女性や小柄な方はサブリナがおすすめ
男性や大柄な方はコーラルがおすすめ