2018年8月9日に発売された「ちはやふる」39巻です。
表紙は新と太一。名人への挑戦権をかけた戦いが続きます。
そんな39巻をご紹介します。
ちはやふる39巻の内容・あらすじ
第199首:周防名人に鍛えられた太一
新と太一の対決が続きます。
5枚差をつけて順当に勝ちを目指す新ですが、太一が食い下がります。
新が取った札は全部自陣。敵陣(=太一の自陣)には攻め込めていません。
周防名人を練習相手として1年過ごした太一は、駆け引き、読み賭け、感じ、全てを磨き上げてきていました。
この1年の飛躍でいえば、新よりも太一の方が実力を伸ばしてきたのではない?そんな思いが皆に浮かびます。
第200首:3人が2人と1人になる
目線が変わって、千早と唯川桃の一戦です。
速く取るのをやめなさいと原田先生に言われたことが、この回もこだましています。
そんなときに太一が札を取って、千早に見せつけてきます。俺が取れるんだから千早も取れるだろうと言わんばかりに。
そして、唯川桃は怪物のクイーン若宮と戦うことを目指します。そこで気付くのは、自分以外が全員高3という事実。
そんなアホな偶然あんの、と愕然としますが、漫画の設定ですから仕方ないですね!
新が札を取り、千早が本気を出し始め、太一も食い下がる。
原田先生は、「誰が勝っても負けても3人が2人と1人になる」と思います。
これちょっと分かりにくい気がしたのですが、男子と女子の戦いの結果の組み合わせとして、
パターン | あらた | たいち | ちはや |
---|---|---|---|
A:勝ち2人と負け1人 | 勝 | 負 | 勝 |
B:勝ち1人と負け2人 | 勝 | 負 | 負 |
C:勝ち2人と負け1人 | 負 | 勝 | 勝 |
D:勝ち1人と負け2人 | 負 | 勝 | 負 |
この4つのパターンしかないんですね。なので必ず、勝ち2人と負け1人か、勝ち1人か負け2人かになるわけです。
第201首:千早の勝利と、気圧される?若宮クイーン
そうこうしているうちに、千早が実力を出し始めます。
落ち着いた取り、唯川桃が札を動かしても得意の忘却力で対応します。
若宮クイーンは最後の三番勝負は誰と戦いたいかと問われて、唯川さんですかね、と答えます。
千早の強さを認めながらも、唯川の方を答えたクイーンは、千早に気圧されたのではないかと思ってしまいました。
千早が迫ってくる足音が聞こえていたクイーンは、ついに足音が止まった、つまり自分のところまで千早がたどり着いたことを感じます。
クイーン位挑戦者決定戦は千早の勝利となりました。
第202首:太一の勝利
残すは、新 vs. 太一の戦いのみとなりました。
札数は3-1で新が勝っています。
周防名人の言葉を思い出しながらも、原田先生を師と思う太一は、気迫で「ちはやふる~」を奪い取ります。
そして連続で札を取り、運命戦へ。
ここで新の自陣札が読まれて決着かと思いきや、「運命戦になったらおれに譲れよ」の約束の通り、新は譲って、太一の勝ちで2戦目を終えます。
第203首:運命の3試合目
興奮を抑えきれず外を歩いてくるという太一。
いつもの通りぶっ倒れる千早。
もう決定戦に負けてしまってクイーンの対戦相手になれなかったと泣く唯川桃。
ウインナーとカツオの竜田揚げという縁起物弁当を食べる新。
インターバル15分をそれぞれ過ごします。
そして始まる運命の3試合目!
また試合開始前に話しかける太一は、千早がもしクイーンになって夢を叶えるなら一番近くで見たいと宣言します。
太一が本当の気持ちを話していると感じた新は、3試合目まで来れてよかったと思います。
どうなる?!3試合目
ということで40巻に続きます。
ちはやふる39巻の感想
ついに200首を超えました。
記念すべき節目の200首目で綴られたのは、「3人が2人と1人になる」ということでした。
ちはやふるは「3人が2人と1人になる」の繰り返しで物語が進んできたと言っても過言ではないと思います。
それが200首で満を持して言葉になった感じですね。
おそらく新が勝って名人へ挑戦することになるんでしょうけど、なんだかそろそろ最終回も近いのでは?!と感じてしまった39巻でした。
やっぱり、高3の最後にクイーン戦と名人戦をやって終わりじゃないですかね。大学生に持ち越すとダラダラしちゃいそうですし。
何はともあれ、40巻では新 vs. 太一が決着しそうですので楽しみです。
40巻の感想はこちら!