ドライアイは対処療法ではなく治療しよう!眼科処方のムコスタ点眼液を1年使ってみたレビューと感想

ドライアイ対策目薬ムコスタ点眼液 医薬品

パソコンやスマホをよく使う今、ドライアイに悩まされている人は多いと思います。

僕も一時期かなりのドライアイになり、朝起きた瞬間から目が乾いているほどでした。

色々な目薬を使ってみたけど治らない!という状態が続きましたが、ついに眼科に行ってムコスタ点眼液という目薬を処方してもらい、これを使い続けることでドライアイは劇的に改善しました。

実は、市販の目薬は対処療法でしかなく、一時的に目に潤いを与えているだけなのです。根本的に治療するには眼科で処方される目薬(ムコスタ点眼液)を使うしかありません。

ドライアイに悩む方に向けて、僕が実際にムコスタ点眼液を1年間使ってみた経緯と結果をご紹介します。

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市販と眼科処方の目薬の違い

ドライアイとは

ドライアイという言葉はよく知られていると思いますが、”目が乾く”と言っても人それぞれの感じ方なので、どういう基準でドライアイなのか?は知らない人も多いと思います。

僕が実際に眼科に行って症状を説明したときに、眼科医に言われたのは、

朝起きて目が乾いているというのは、ドライアイです。

ということでした。

 

寝ている時は当然ですが目をつむっていますので、基本的には目が乾くということはありません。

しかし、ドライアイの場合は涙の分泌が非常に減ってしまっているので、寝ていて目をつむっている間でも目の水分が少ない状態になってしまいます。

むしろドライアイの場合、朝起きたときが一番症状がひどい(目が乾いている)というくらいの状態になります。

 

このような状態になると、以下で説明していますが、市販の目薬だけではいつまで経っても治りません(改善しません)。

眼科へ行って診察・処方箋(ムコスタ点眼液)を受けることをオススメします。

市販の目薬は対処療法

市販の目薬は、乾いた目に潤いを与え、一時的に症状が改善したように感じると思います。

しかしこれは症状を軽減させる対処療法であって、ドライアイの根本原因(=涙の分泌が少ない)を治療できる訳ではありません。

それでもドライアイにまではなっていないような、一時的に目が乾いてしまった状態、軽い疲れ目などには十分な対策にはなります。

僕もドライアイが酷くなる前や、ドライアイが改善した今は、市販の目薬でも十分になっています。色々と目薬を試してみましたが、防腐剤フリーのソフトサンティアを愛用しています。

 

ドライアイまではいかないかな?という方はまずはソフトサンティアを使ってみることをオススメします。

ソフトサンティアはAmazonの目薬売れ筋ランキングでずっと1位ですので、人気が効果を証明していると思います。

 

▼2種類のソフトサンティアの違いについてはコチラにまとめています。

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処方箋の目薬は根本的治療

ソフトサンティア等の市販の目薬では症状が改善しないという方や、僕と同じように”朝起きた瞬間から目が乾いている”というドライアイの方は、やはり専門家である眼科へ行きましょう。

眼科でドライアイと診断されれば、根本的治療薬であるムコスタ点眼液が処方されます。

それまで根本的治療法がなかったドライアイですが、ついに2012年に発売されたムコスタ点眼液によって根本的治療ができるようになりました。

ムコスタ点眼液

ムコスタ点眼液1箱

ムコスタ点眼液は、涙の成分である”ムチン”の生産を促進させ、涙の状態を正常に戻す(安定化する)効果が認められています。

パッケージにも”ドライアイ治療剤(ムチン生産促進剤)”と記載されています。

 

実はムコスタ点眼液の成分であるレバミピドは、従来、経口剤(口から飲む薬)として使用されており、胃粘液のムチンを増加させる作用がありました。

これを目薬としても使えるようにしたのが、ムコスタ点眼液なのです。胃薬から目薬に転用したというわけです。

ムコスタ点眼液を目に点眼してしばらくすると、目→鼻の奥→喉に降りてきて苦味を感じます。そしてそのまま胃に入ってしまうわけですが、

もともと胃薬だから、胃に入っても良いんです。一石二鳥です。

とのことでした。

眼科で処方してもらうときの費用

ムコスタ点眼液は防腐剤フリーで、1回分ずつパッケージされた目薬です。1日4回が標準なので、1ヶ月分では120本ということになります。

この1ヶ月分(120本)で1,000円ほどになります。保険適用後(自己負担)の金額です。

これに加えて再診料や検査料もかかってくるので、あわせると、1回の診察で1,500円~2,000円程度になるかと思います。

 

初回の診察では様子見で1ヶ月分ということになると思いますが、慣れてくると2ヶ月分を処方してもらいました。

そして、症状が改善してくれば1日3回使用でも良いとのことだったので、一度の診察で2ヶ月分(=240本)を処方してもらい、1日3回使用で80日分としてサイクルを回していました。

こうすると再診料がかかる間隔が空きますので、より安くムコスタ点眼液を利用できます。実際、再診に行ってもムコスタ点眼液を貰う以外には、特別にやることは無いですからね・・・。

コンタクトとの併用

ソフトのコンタクトについてはムコスタの成分が吸着してしまう可能性があり、基本的には併用しない方が良いです。

ハードのコンタクトについてはそのような吸着は起こらないとされており、併用することも可能ですが、眼科医に相談してみてください。

そもそもドライアイのときにはコンタクトを使用しない方がよいとされているので、コンタクトとの併用はオススメしません。

他の目薬との併用

僕の担当医に聞いたところ、5分ほど間隔をあければ併用可能とのことでした。

ムコスタは1日4回の点眼ですので、それ以外の時間で目が乾いたと感じたときには他の目薬(ソフトサンティアがオススメ)を使用してください。

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ムコスタ点眼液を1年間使ってみた感想

ドライアイ対策目薬ムコスタ点眼液

実際にムコスタ点眼液を使ってみた感想をご紹介します。

ムコスタ点眼液の使い方

白い沈殿物がある目薬なので、使う前に振って十分に撹拌する必要があります。これを怠ると効果が得られないのでしっかり撹拌しましょう。

撹拌したら点眼します。白い液体を目に入れるので、世界が白く見えるくらいになります。

点眼後はまばたきをせずに、軽く目をつぶって目頭を抑えます。これで目の奥に浸透させるようにします。まばたきすると目薬が目の外に出ていってしまうので注意です。

 

点眼してしばらく経つと、目の奥から喉に降りてくることがあります。非常にニガイです。これが副作用と言われているほどなので、苦手な人もいるのではないかと思います。

ただし、ムコスタ点眼液はもともと胃薬であったものを目薬に転用したそうなので、喉に降りてきて飲み込んでしまっても全く問題ありません。

ムコスタ点眼液の効果(初期:2週間)

2週間ほど毎日4回かかさずに点眼していると効果があらわれました。

ドライアイと診断される基準でもある、朝起きたときの目の乾きがなくなりました

しかし、1日の間で点眼しない時間が空くと、目が乾いてきたような感覚が戻ります。それで思い出してまた点眼すると治るという感じです。

ムコスタ点眼液の効果(中期:半年間)

半年ほど使ってみてドライアイの改善を実感しました。

朝起きたときの目の乾きはなくなり、日中でもそんなに乾いていることを感じなくなりました。

標準は1日4回ですが、症状が改善してきたので1日3回の点眼に変更し、ムコスタ点眼液の使用は継続しています。

ムコスタ点眼液の効果(長期:1年間)

完全にドライアイが治り、眼科通いも、ムコスタ点眼液の使用も終了しました。

その後はあの時期ほど酷い目の乾きは起こっていません。

少し目が乾いたり、疲れたりして、ソフトサンティアを使用するというくらいです。

 

ちなみに、ドライアイと併発していた肩こり・首こりも改善しました。たぶん両方の症状に対して対策・治療を行ったことが良かったのだと思います。

▼肩こり・首こりの改善についてはコチラでまとめています。

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まとめ | ドライアイはムコスタ点眼液で治療できた!

ドライアイなのに市販の目薬だけで過ごしている人もいるかと思いますが、それだけでは対処療法でしかないので、眼科へ行ってムコスタ点眼液を処方してもらい、根本的治療を行うことをオススメします。

僕の場合は、2週間ほどで効果を感じ、半年ほどでかなり良くなったと実感しました。その後半年(トータルで1年間)は治療を続けて、ドライアイは完治しました。

肩こり・首こりの改善や、筋トレしたり姿勢を正したりということも併せて行ったのも良かったと思っています。

ドライアイは対処療法ではなく治療しよう!ということです。

眼科へ行っても費用はそれほどかからない(市販の目薬を買い続けるのとさほど変わらない)です。

ドライアイに悩む人はぜひ一度眼科へ行ってみてください。