東京で暮らす間は思いもしませんでしたが、金沢に引越してきて車が必要になり、10年以上ぶりに車の運転をしています。
大学生時代に免許をとってからほとんど運転していないので、ゴールド免許ながら初心者ドライバーなのです。
そんな初心者ドライバーの僕ですが、ニュースを見聞きすると交通事故や煽り運転が気になり、ドライブレコーダーを購入・取り付けることにしました。
とは言っても車を運転することすら初心者なのに、ドラレコを選んだり、取り付けたりするには分からないことだらけでした。
そこで初心者ドライバーの僕が、ドラレコを選ぶにあたって検討したポイントと、実際に購入した『ZDR-015』についてご紹介したいと思います。
初心者ドライバーによるドラレコの選び方
最近ではドラレコの種類も豊富で、機能もイロイロとなり、初心者ドライバーには何を選べば良いか全く分かりませんでした。
機能が良くて、できるだけ安い、簡単に言えばコスパの良いドラレコが欲しい!
というのは理想的な話で、やっぱり機能が増えると値段も上がるというのが現実です。そこで選ぶポイントとしては、ひとつひとつの機能について必要か不要かを判断していくしかありません。
初心者ドライバーの僕が色々と調べてみた結果、ドラレコを選ぶにあたっては以下の4つがポイントとなることが分かりました。
ドラレコの選び方が分からない!という方は以下のポイントを1つずつ確認して、自分にとって必要か不要かを検討してみてください。
ポイント①:LED信号対応
最近増えているLEDの信号は、点灯しているように見えて実は高速で点滅しています。
電気の周波数が東西で違うというのを聞いたことがあるかもしれませんが、東日本では50Hz、西日本では60Hzとなっています。そのためLED信号は、東日本では1秒間に100回点滅しており、西日本では1秒間に120回点滅しています。
これがドラレコとどう関係するかと言いますと、ドラレコの映像でLED信号の色が見えない事態が起きます。
一般的に動画を撮影する場合、フレームレート30fps(1秒間に30枚の画像を撮影)となっており、これが西日本のLED信号の点滅の間隔と合致してしまうと、まるで信号が点灯していないような動画が撮影されてしまうというカラクリです。
日本メーカーのドラレコはほとんどがフレームレートを30fpsからは少し変えて(29.1fps等)対応しており、LED信号の色が見えないということは起きません。
一方で、グローバルに販売している中国メーカーのドラレコはフレームレートが30fpsであり、LED信号の色が見えない可能性があります。
LED信号対応の必要性
これはほぼ必須の機能でしょう。
ドラレコで録画しているのに信号の色が分からないと、信号無視されたときの証拠になりません。
東日本に在住の場合は不要かもしれませんが、西日本へ遠出するかもしれませんし、引越しすることもあるかもしれません。
僕の場合は、LED信号対応は必須であり、機能性や頑丈さも考慮すると、やはり値段は上がるものの日本メーカーにしておこうと考えました。
ポイント②:GPS
ドラレコとGPSに何の関係が?と思うかもしれませんが、意外にもGPS機能は重要です。
GPS機能があることで、GPSからの信号を受け取ることによって、「時刻」と「位置」が分かります。
それぞれ良い所があります。
時刻について
ドラレコは時刻を設定する必要があります。
GPS機能がついていない場合、最初に手動で時刻を合わせ、あとは自動で時を刻むのですが、問題は電池切れ(バッテリー切れ)が起こったときです。
その場合には時刻が失われるため、録画ファイルの時刻がバラバラになってしまうことが起こり得ます。
そうすると、本当は新しい録画ファイルなのに、古いファイルと判断されて上書き消去される可能性があります。
GPS機能がついていれば、ドラレコの時刻設定は常に自動で行われるため、上記の心配がありません。
位置について
GPSがあれば位置が分かるため、位置と時刻を使って速度を計算することができます。
僕が購入したドラレコ『ZDR-015』では、専用のビューワーソフトを用いて、動画をパソコンで視聴することができます。
その際に、地図表示や速度表示もしてくれるため、録画したときの走行状況が詳しく分かります。
もしもの事故の場合にも、走っていた速度が分かれば、自分は制限速度内だったという証拠にもなるかもしれません。
GPS機能の必要性
あった方が良いと僕は思いますが、不要だという方もいるかと思います。
毎日のようにちょくちょく乗っていればバッテリー切れを起こすこともありませんし、そこまで気にする必要はないかもしれません。
僕の場合は、GPSによる時刻の自動設定と、それにより間違って録画ファイルを上書きされないことを重視して、GPS機能ありのドラレコにしようと考えました。
ポイント③:駐車場監視
最後が駐車場監視機能です。
これは、車に乗っていないとき(エンジンがかかっていないとき)にも、ドラレコを起動させておき、振動や動体を検知したときに録画するというものです。
価格.comのスペック表においては、駐車場監視機能は、なし・オプション・標準で分類されています。
「オプション」というのは別売りのケーブル等を購入すれば駐車場監視機能が使えるものであり、「標準」というのは最初から同機能が使えるものです。
駐車場監視機能は、駐車場に停めている間も監視・録画することで、当て逃げや車上荒らしの証拠を得られるというメリットがあります。
その反面、車のバッテリー切れを起こすリスクがあります。
駐車場監視機能の必要性
これは人によると思います。
駐車場における当て逃げやいたずらは絶対に許せない!派の人は駐車場監視機能が必要になると思います。
一方で、走行中の交通事故で自分が悪くないことを証明したいからドラレコを付けたいだけ!派の人は駐車場監視機能は不要だと思います。
僕の場合は、後者でした。車のバッテリー切れリスクもありますし、駐車場監視までは必要ないと考えました。
ポイント④:リアカメラ
リアカメラとは車の後ろを撮影するカメラです。
通常のドラレコは車の前を撮影するフロントカメラのみですが、フロントカメラとリアカメラの2台セットのドラレコも増えています。
リアカメラの必要性
これも人によると思います。リアカメラは無い人の方が多いのではないでしょうか。
普通の交通事故ではリアカメラの映像は必要ありません。なぜなら、後ろからぶつけられている場合は、自分が悪くない(相手が悪い)ことがほとんどだからです。
ただし、昨今ニュースで話題となる煽り運転を抑制する意味や、後ろから無理やり追い抜いてきたときに起こった事故等では前後の様子がよく分かるという意味もありますので、リアカメラはあるに越したことはないと思います。
僕の場合は、リアカメラもあるドラレコにすることにしました。
ドラレコを選んだポイントまとめ
上記の4つのポイントをまとめますと、
機能 | 一般的な重要度 | 僕の場合 |
LED信号対応 | ほぼ必須 | あり |
GPS | あった方が良い | あり |
駐車場監視 | 人による | なし |
リアカメラ | 人による | あり |
ということになります。
この4つの条件を満たすドラレコを探して『ZDR-015』を選びました。
やはり考えることは皆同じなのか、結局、価格.comの売れ筋1位であり、Amazonのドライブレコーダー売れ筋ランキングでも1位のものでした。
逆に気にしなかったポイント
ドラレコで最も大切なのは映るが良いことだと思っていました。
具体的には、映る範囲(画角)と綺麗に映ること(HDR機能)です。
ただ、色々と調べてみるとどのドラレコもある程度は満たしており、特に差別化されているようには感じませんでした。
YouTubeにドラレコで録画した動画がたくさんあがっていますが、どれもアップロードの段階で圧縮されており、実際の写りとは異なるため参考になりませんでした。
心配であればドラレコの口コミ・レビューを見てみた方が良いと思います。
ということで、ある程度の価格のドラレコであれば、画質についてはどれも同じだろうと結論付け、気にしないことにしました。
ドライブレコーダー『ZDR-015』購入レビュー
コムテック『ZDR-015』を購入
上記の通り、ドラレコに必要な機能を考え、それを満たすものとして、コムテックの『ZDR-015』というドラレコを購入しました。
左下に、駐車監視機能・最大12時間録画可能!と記載されていますが、別売りのオプションを購入した場合です。
2018年8月時点で価格.comの最安値は22,000円ほどでした。
僕はauユーザー御用達のWowma!で購入しました。元値26,200円にクーポン2,000円分を使用し、ポイント還元が25%ほどありました。ということで実質的には17,650円ほどで購入できました。
Wowma!:コムテック zdr-015
『ZDR-015』のご紹介
箱を開けるとこんな感じです。
左上から順番に、説明書、リアカメラと両面テープ、電源ケーブル、クリーナー、フロントカメラと両面テープ、2つのカメラを繋ぐケーブル、六角レンチです。
フロントカメラ
フロントカメラは200万画素のFullHDカメラです。
F2.0という明るさのレンズ(普通です)と、HDR/WDR機能により、明るいところも暗いところも上手く撮影することができます。
裏側には液晶がついています。昔のコンデジという感じですね。
液晶サイズは2.8インチとちょっと大きめですが、液晶を見るのは最初の取付時くらいなので、あまり液晶サイズを気にする必要はないと思います。
リアカメラ
続いてリアカメラです。
こちらはカメラしか無いようなものなので小さいです。
裏側はこんな感じ。
小さくてもフロントカメラ同等のフルHD200万画素となっています。
録画中は左側にあるランプが光るので、バックミラーで見て、よしよし録画しているなと確認することができます。
ケーブル
ケーブルは2本入っており、まずこちらはフロントカメラとシガーソケットを繋ぐ電源ケーブルです。
次にこちらはカメラ同士を繋ぐカメラケーブルです。
つまり、フロントカメラには電源ケーブルとカメラケーブルの2本が接続され、リアカメラにはカメラケーブルのみが接続されます。
SDカード
箱を開封したとき、あれ?!もしかしてSDカードは同梱じゃない?と焦ったのですが、フロントカメラに最初から入った状態でした。
16GBのmicroSDカードです。
容量的には、普通に使う分には十分だと思います。
もし、旅行やドライブの思い出として動画をなるべく長時間録画したい!という場合は、32GBを買って使用すればよいかと思います。
※4GB~32GBが対応とされており、class10が推奨されています。
六角レンチの使い方
付属の六角レンチは、フロントカメラの角度調整に使用します。
写真のように六角レンチを差し込んでネジを緩めたり締めたりして、フロントカメラの角度調整をすることができます。
『ZDR-015』の取り付け
かなり長い記事になってしまったので、車への取り付けは別記事にてご紹介したいと思います!
まとめ
初心者ドライバーながらドラレコが欲しくなり、イロイロと調べて『ZDR-015』を購入しました。
ドラレコを選ぶポイントは4つあります。
- LED信号対応
- GPS
- 駐車場監視機能
- リアカメラ
です。これらを1つずつ自分に必要なものか検討してみて、それに合ったドラレコを購入することをオススメします。
僕の場合はそれが『ZDR-015』でした。価格.comでも売れ筋No.1だったので、やっぱりみんな考えることは同じなんだと思いました。
ドラレコで迷われている方はぜひ。