3月13日にちはやふる34巻が発売となりました。さっそく購入し、読みました。
前巻は、高校最後の全国大会を終えて部活も終わりを迎えました。
34巻は3年生たちが次のステップに進んでいくことになりました。名人・クイーン戦に向かうメンバーたちの話ですね。
それでは34巻の内容・あらすじを大解剖しつつ、感想を書きたいと思います。
ちはやふる34巻の内容・あらすじ
第174首:部活の終わり
千早と太一が部室の掃除をしたり、部室をかけて吹奏楽部とカラオケ対決をしたり、机くんが宝物に気付いたりと、3年生たちが部活を終わったことを印象付ける話でした。
大江さんの髪型が変わって可愛くなっていることにも驚きますが、肉まんくんに対して、「ありがとう、あのとき好きって言ってくれて」「ありがとう、うそって言ってくれて」と、肉まんくんの傷に塩を塗りまくります。あれは感動シーンなのでしょうか?ひどい・・・。
第175首:周防名人と若宮クイーンの特番がテレビ放映!
30巻の頃に収録していた特番がついにテレビ放映となりました。
千早と太一は千早の家でテレビを見ます。他にも白波会、福井南雲会、東大かるた会も注目してテレビを見ますが、皆の驚きは、太一も出てるじゃん!ということだったりします。
そして周防名人と若宮クイーンの強さが明らかになります。周防名人は前々から言われていたように、感じの良さ、耳の良さで誰よりも動き出しが早いことにあります。専任読手の全7名の百首読み上げデータを持っており、ずっと聴き込んでいることも強さの秘密でした。
一方で若宮クイーンは耳は普通でありながら、目線も全く動かさずに狙いの札を払う身体能力が強さの秘密でした。
それを見た千早は、母親に「クイーン戦に出たい、勉強も頑張るから」と宣言します。太一の助太刀もあってなんとか母親を納得させたようです。
第176首:クイーンを目指す千早、周防名人に勝ちたい須藤さん
東大かるた会です。
千早はさっそく周防名人に専任読手の全7名の百首読み上げデータを貰いにきました。周防名人はおらず須藤さんとかるた勝負となるのですが、途中で周防名人がやってきて追い出されます。データはあげないと。
実は、須藤さんもデータのコピーを持っており、千早に電話をかけてきます。須藤さんは周防名人に勝ちたいので、千早(=仮想・周防名人)と戦いたいようでした。
第177首:続・千早と須藤さん
なんだかんだ言ってお似合いの2人。北央高校でかるた勝負をしたり、読手講習会に行ったりします。須藤さんの勝ちへのこだわりが感じられます。
そんな須藤さんの目標が語られます。なんと、かるた教会会長。歴代会長は名人経験者であるため、自分も名人にならなければならないと思っています。感動する千早、北央一同が相変わらずです。
第178首:若宮クイーンと周防名人
その頃、クイーンに異変が起こります。テレビ収録でぬるいかるたをしていたからか、かるたは小さな神様がいっぱいと言っていたのに、何も見えず聞こえずになってしまいます。
混乱して周防名人に電話するも、知らない番号だからと周防名人は出ません。しかし、留守電を聞いて若宮詩暢からの電話と知った周防名人は大慌て。何かあったに違いないという千早の後押しもあってか京都まで新幹線で向かうほどです。
そして若宮クイーンの家にたどり着いた周防名人を引っ張って、明星会に行きます。名人と戦って最強を証明すると、かつての先生に言います。
しかし、明星会の子供がクイーンと取りたいと言い出し、昔の自分を思い出した若宮クイーンは元に戻ります。周防名人には一言、「名人はええわ、もう帰って」。
周防名人どMすぎます。
ちはやふる34巻の感想
34巻は主要登場人物が勢ぞろいといった感じで、とても面白かったです。
肉まんくんの傷に塩を塗る大江さんのシーンがなぜ必要なのか謎だったところ以外は、非常に面白く、わくわくして読めました。
須藤さんも名人戦に向けて気合十分といった感じで、名人戦は、周防名人、新、太一、須藤さんと役者が多いですね。一方でクイーン戦は、若宮クイーンと千早ぐらいしか役者がいません。
富士崎の山城理音あたりでも今後出てくるのでしょうか?
35巻の感想はこちら!