ついに手をだしました。フルサイズの一眼レフカメラ!
一眼レフを使い始めるとどんどん上位機種が欲しくなっていき、フルサイズの一眼レフを手に入れると、皆「ついに!」と言いますね。
そんな、ついに!感のあるフルサイズです。
なぜフルサイズなのか?
なぜD750にしたのか?
実際に手に入れてみてどうだったのか?
これらを書いていきたいと思います。
フルサイズにしようか迷っている方、フルサイズが欲しいけどどれにしようか迷っている方、たちのお役に立てれば幸いです。
フルサイズの一眼レフを買った理由
カメラ歴
フルサイズの一眼レフを買った理由の前に、まずは、僕のカメラ歴について触れておきます。
学生時代は富士フィルムのコンデジを使っていました。
社会人となり、ミラーレス一眼ブームが到来し、オリンパスのPENを買いました。ここからカメラに若干ハマりました。
ミラーレス一眼の画質に飽きてきた頃、本格的な一眼レフを買おうかと思ったのですが、当時は高額なものでしたので、一旦、諦めました。
そこで手を出したのがフィルムカメラです。フィルムカメラ=フルサイズ一眼レフカメラですので、画質は申し分ありません。しかも、カメラやレンズは中古で安く手に入ります。ということでしばらくはフィルムカメラを使っていました。
そこで問題になってくるのは、「フィルム代・現像代・CD代などの維持費が高いこと」と「(フラッシュがなく、ISOが低いので)暗いところで撮影できないこと」でした。
フィルムカメラにも飽きてしばらくはiPhoneでたまに写真を撮る程度になっていました。
APS-Cサイズは買わず
普通、次に考えるのは、APS-Cサイズの一眼レフカメラです。
しかし、フィルムカメラ=フルサイズに慣れている僕にとっては、今更、APS-Cサイズを買うのもな~という気持ちもありました。
そのためAPS-Cサイズは買わず、必然的に、APS-Cサイズ用のレンズ等の資産も全く持っていない状態でした。
フルサイズの一眼レフがどんどん安くなった!
しばらくカメラから興味を失っている間に、びっくりするくらいフルサイズの一眼レフはどんどん安くなりました。
SONYのαシリーズがフルサイズで20万円を切った!という話を聞いたと思ったら、数年後の今では、(中古なら)フルサイズで15万円を切るところまで安くなりました。
昔は、APS-Cサイズでも10万円超だったくらいなのに、フルサイズで15万円弱なのか!と思いました。
海外旅行のためフルサイズの一眼レフを買うことに
そんな中、海外旅行に行くことになりました。
これだけフルサイズの一眼レフが安くなり、海外旅行にも行くんだし、これは良い機会だぞ!ということで、ついに購入を決めました。
まとめると、僕がフルサイズの一眼レフを買った理由としては、
- もともとフィルムカメラ(=フルサイズ)を使っていた
- APS-Cサイズの資産は持っていなかった
- 昔と比べると随分とフルサイズは安くなった
- 海外旅行で良い画質の写真を取るため、一眼レフが欲しくなった
ということになります。
フルサイズの中でもD750に決めた理由
ニコンかキヤノンかソニーかペンタックスか
APS-Cサイズの一眼レフも持っていなかった僕は、レンズなどの資産も無いわけで、フルサイズを買うにあたっては全メーカーから選べる状態でした。
ボディが20万円程度で候補となったフルサイズ一眼レフカメラは以下です。
メーカー | 候補カメラ |
ニコン | D750、D810 |
キヤノン | EOS 6D/ MarkⅡ |
ソニー | α7Ⅱ |
ペンタックス | K-1 |
もはや好みの問題なので一概に優劣はつけられないと思いますが、あくまで僕個人の好みとして、どのように比較していったのか説明します。
キヤノン
さすが最大手といった感じで、ラインナップも多彩です。
その中でも候補はEOS 6D Mark Ⅱでした。
触った感じも良好で、今後を考えるとキヤノンにしておけば間違いないしな~とも思っていました。
しかし、唯一、見過ごせない点がありました。
ファインダーの視野率が98%なのです。
「デジカメなのだから撮影したらモニタで確認すれば良いので問題ない」という意見の人も多いと思います。でも僕としては、逆にそれが面倒すぎて無理!となりました。せっかくファインダーを覗いて切り取る写真なのに、出来上がりがそれと違う(2%周りが増える)というのはどうしても許せませんでした。
キヤノンも上位機種であれば視野率100%なのですから、基本的には視野率100%が良いということは誰もが認めているのだと思います。
せっかくフルサイズにしたのにそこを妥協するのは難しいな~と思いました。
ソニー
実は最初に考えたのはソニーのαシリーズです。
フルサイズに価格破壊を起こし、売れに売れている印象です。
家電量販店で実際にα7Ⅱなどを触ってみたのですが、これが、ミラーレスであるためか、一言で言うと「軽い」です。
シャッターを切る感じが軽すぎて、なんか合わないな~という感想でした。
その代わり、持ち運びが楽そうな、軽くて小さい、でもフルサイズ画質というのが良いところです。
ペンタックス
マニア向けだけど、良い物を作っているという印象です。
ペンタックス初のフルサイズであるK-1が2016年2月に発売されたばかりです。
後発ということもあってか、K-1はなかなかに素晴らしく、評価も高いです。
実際に触った感じも全く不満はありませんでした。
欠点は他と比べると弱小メーカーなのでレンズラインナップが不安ということくらいでしょうか。(不安といってもそんなにありませんが・・・)
あとは、発売から時間が経っていないため、型落ちしておらず、価格が高止まりしていることがマイナスポイントでした。
ニコン
2番手メーカーとして、カメラ好きが持っているイメージです。
安めのD750、高めのD810ともに文句なしです。
キヤノンと違って視野率100%であり、ソニーと違ってシャッター音も重めで好み、ペンタックスよりも安くラインナップも豊富。
やっぱりニコンか~と決めました。
D750かD810か
ニコンに決め、安めのD750か高めのD810かという悩みになりました。
その頃、D850が新発売(2017年9月)された訳ですが、さすがに高すぎて無理でした。
ということで、D750とD810をどう比較していったか説明します。
D810
D810はアマチュアのカメラ好きの最高峰と言っても良いと思います。
D750と比べて優れている点は、画素数とローパスフィルターレスです。
風景写真がメインであればD810の方が良いと言われています。
ただし、D810とD750の写真を見比べて100%見分けられるかというと、少なくとも僕には見分けられないと思いました。
また、一番のデメリットとしては価格が高いことです。
D750
フルサイズの優秀なエントリー機といった位置付けです。
D810と比べて優れている点は、小型で軽い、暗さに強い、価格が安いです。
持ち運びやすさと暗さに強いということは、海外旅行に持っていくにあたっては優秀だと感じました。
価格が安いことも決め手となって、結局は、D750を買いました。
いくつかのブログも拝見させていただいたのですが、D810とD750を比べると、D750に決める人が多いように思います。価格差を考えてもD750ボディ+レンズ1本=D810ボディとなってしまうのでお得感があります。
そのため、総合的に考えると、D750に軍配が上がる印象です。
一方で、多少の金額は気にせず、とにかく解像度の高い風景写真が撮りたい!ということであればD810を選べばいいと思います。
初レンズはAF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
ボディはD750に決めた訳ですが、次はレンズです。
D750には24-120 VR レンズキットがありますので、ズームレンズが欲しい方はこれでいいと思います。
僕の場合、フィルムカメラの頃から単焦点レンズばかり使っていて、ズームは面倒!という意識があったので、単焦点レンズに狙いを定めていました。
そうなると候補のレンズあたりでしょうか。(価格は現在の価格.comより)
- 標準
- AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G ⇛ 2.5万円
- AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G ⇛ 5万円
- 広角
- AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED ⇛ 5.6万円
- AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED ⇛ 7.9万円
最初から望遠レンズ1本ということは無いでしょうし、最初から10万円超のレンズもつらいという感じで選びました。
そして、選んだのは、AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gです。
実はあまり迷いませんでした。安いから!
明るさのf1.4も良いな~とは思いますし、広角域も使いやすいので良いな~とは思います。
それでも最初なんだから、基本中の基本で、50mm f1.8でいいじゃん!安いし!という感じです。
価格.comやブログを見回った感じでも、AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gはコスパ最高!という感想が多いようでした。
実際にD750を使ってみた感想
という訳で購入しましたD750と50mm f1.8レンズです。
開けてみて触ってみた感想を。
D750
D750本体は本当に小型で軽いです。APS-Cサイズかと思ってしまうほどです。
それに比べて使用説明書はびっくりするくらい分厚い!
電池や充電器、USBケーブルなど一通り入っています。
よく分からないのは下の2つだと思いますので簡単にご紹介します。
アイピースキャップDK-5
写真の一番右上のものです。
結論から言うとこれは不要ですので仕舞っておけばいいです。
何かというと、ファインダーの接眼目当てと入れ替えて装着でき、ファインダーから光が入らないようにするための部品です。
通常は使わないですが、ファインダーを覗かずに撮影する場合で、被写体よりも強い光がファインダーに入る時に使用するそうです。例えば星空撮影です。
ViewNX2
写真の一番右下のCDです。
これも結論から言うとこれは不要ですので仕舞っておけばいいです。
写真を加工するアプリケーションですが、普通は使わないと思います。使うとしてもGIMPやフォトショップという方が多いでしょう。
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
レンズの方はシンプルです。
レンズ本体とフードとレンズケースです。
新品で買うとレンズケースも付いてきて有り難いですね。
(中古でも付属があるものもあるかもしれませんが。)
撮影したみた感想
APS-Cからランクアップした人はそうでもないかもしれませんが、やはり、圧倒的に画質が綺麗!という印象でした。
それに加えて思ったのは、液晶が綺麗!ということです。
一昔前は、液晶ではイマイチ分からず、PCに画像データを移して確認するという感じでしたが、D750の液晶は十分に綺麗に写してくれます。
あとは、50mm標準レンズのせいもあり、本当に小型軽量で持ち運びに不自由しない!ということです。
ということで、D750と50mmf1.8レンズで大満足でした。
まとめ
フルサイズの一眼レフカメラで、しかもD750を購入した理由は、
もともとフィルムカメラ(=フルサイズ)を使っており、APS-Cサイズは使っていなかった僕にとって、海外旅行を機に新しいカメラを買おうと思ったところ、昔と比べて随分と安くなったフルサイズが購入候補となりました。
そして、20万円程のフルサイズを検討し、視野率100%の点でキヤノンが落選、シャッター音でソニーが落選、価格でペンタックスが落選し、全てを満たしたニコンを選びました。
D810とD750で最後は迷いましたが、価格と持ち運びやすさと暗さに強いことからD750に決め、標準で安価な50mm f1.8レンズと合わせて購入しました。
フルサイズのカメラは好みの問題が大きいので人それぞれだと思いますが、参考になれば幸いです。
迷っておられる方、フルサイズにしましょう!D750は良いカメラですよ!