映画「ハドソン川の奇跡」感想:プロフェッショナルの仕事【ネタバレ】

ハドソン川の奇跡

The Movie DB

クリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演の映画「ハドソン川の奇跡」を観ました。

パイロットのプロフェッショナルな仕事を、映画監督のプロフェッショナルな仕事で表現したなんとも手堅い作品でした。

原題は主人公の名前にちなんだ「Sully」です。こちらの方がプロフェッショナル感が出ていて良いと思います。邦題は「ハドソン川の奇跡」で、「奇跡」とか付けた方が、興行が当たるだろうという日本人を馬鹿にしている感じです(現実そうなんですけど)。

96分にまとめ上げ、飽きさせること無く最後まで観させる手腕はさすがです。一方で、もう一度観ることは無いでしょうし、誰かに強く薦めることも無い映画だと思います。

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映画「ハドソン川の奇跡」の超簡単まとめ

あらすじ

2009年に起こった航空機事故の実話にもとづいた話です。

離陸直後にバードストライクによって両エンジンが停止してしまい、機長のチェスリー・サレンバーガー(トム・ハンクス)の判断でハドソン川に着水し、結果として乗客乗員155人全員の命が救われます。

メディアや市民は機長を英雄扱いする一方で、事故調査委員会は近隣空港まで戻れたはずであり、ハドソン川への着水は機長の落ち度ではないかと責めます。

ヒーローなのか、判断ミスだったのかという間で物語が展開します。最終的には機長の判断が適切であったことが認められ、めでたしめでたしとなります。

クリント・イーストウッド監督

言わずと知れた巨匠、クリント・イーストウッド監督です。

個人的には、クリント・イーストウッド監督の作品は説教臭い部分があったりするのが苦手です。グラン・トリノとか。本作「ハドソン川の奇跡」にはそういう所はなく、96分すっかり見入ってしまいました。

前作のアメリカン・スナイパージャージー・ボーイズと同じく、実話を元にした話です。クリント・イーストウッド監督が巨匠となり、伝説となっていく今、英雄的なアメリカ人を後世に残したいという思いでもあるんでしょうか?

クリント・イーストウッド監督の説教臭い部分が苦手と言いましたが、作品によっては挑戦的なものもあり、好きな作品もあります。ジャージー・ボーイズは面白かったのでオススメです。

キャスト

ハドソン川の奇跡

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主演はトム・ハンクスで、機長のチェスリー・サレンバーガーを演じます。副機長のジェフ・スカイルズを演じるのはアーロン・エッカートです。ほとんどこの2人を映している映画です。それで96分持たせるのも中々すごいです。

トム・ハンクスといえば、フォレスト・ガンプ/一期一会グリーンマイルですね。本作「ハドソン川の奇跡」でも、さすがの演技で安定感があります。

アーロン・エッカートといえば、ダークナイトのトゥーフェイスのイメージでしょうか。こちらも安定感があります。機長を信じ、励まし、自身も納得しようとする役です。

映画「ハドソン川の奇跡」の面白さ

やり過ぎない潔さ

本作のメインとなるのは、機長の判断が良かったのか悪かったのかという点です。

機長がヒーローなのかミスを犯したのかという葛藤であり、最後には機長はヒーローであって疑っていた事故調査委員会は間違っていたという勧善懲悪の話です。

現実的には、バットマンやスパイダーマンのようなドラマチックな葛藤はありませんし、事故調査委員会が一方的な悪者ということもありません。

そういう絶妙なバランスをとって、やり過ぎないところが本作の良さであり、事実をもとにしたストーリーであることを表していると思います。

飽きさせない作り

あらすじでは1分で終わるような話を、96分の映画にしています。しかも主な登場人物は機長と副機長だけと言ってもいいくらいです。

そのため、飽きさせない作りが必要になってきます。それは、飛行機事故のハラハラ感であり、ジョークや教訓の上手いセリフです。ここはさすがクリント・イーストウッド!トム・ハンクス!という感じですね。

最後のシメで、アーロン・エッカートの言うジョークも、映画の締めくくりに効いています。

ハドソン川の奇跡

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まとめ

クリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演の映画「ハドソン川の奇跡」の感想でした。

プロフェッショナルな映画だし、面白いし、文句は無いんですけどね。強く薦めるかというとおすすめまではしないです。

一言でいうと、さすがクリント・イーストウッドということで。死ぬまでにあと何作を残してくれるでしょうか・・・。

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